「最近そば打ち始めたんだよね」と嬉しそうに還暦を迎えた父が言いました。
いつの時代もなぜだか50、60代のおじ様たちの中でブームの「そば打ち」。
たしかにお蕎麦は美味しいし、特に奥出雲ではお蕎麦屋さんがたくさんあり、各方面からのお客さんであふれています。
そんなおじ様達をとりこにする「そば打ち」どんなものか挑戦してみました!
そば道場に入ると、そば打ちを道具がすべて揃っていて、そばのいい香りがします。
エプロン、三角巾をつけて、熟年の蕎麦職人から教えていただきます。
自分の手でそば粉と水をまぜ、こねる、こねる、こねる。結構難しいです。
そば打ちの楽しい所は、職人さんとの関わりでもあります。山県そばの西澤さんは、とってもおちゃめですよ。「そばを打ってても、カメラを向けられたときは、カメラ目線で!」とカメラの写り方まで教えてくれますよ。
そんな和やかな雰囲気の中、集中する工程のめん棒でのぼす作業。繊細なそばなので慎重にやります。一見簡単にみえますが、なかなかコツが入ります。
包丁で切る作業、切る時の何とも言えない感覚。とにかく、「真剣」そのもの。細いのがあったり太いのがあったり、やっぱり職人さんはすごいなと思う反面、自分が打った蕎麦はかわいく思えたり。
そしてそのさっき打ったばかりの自分で作ったそばをすぐにいただきました。
・・・・お、おいしい・・・世の中美味しいお蕎麦屋さんはたくさんありますが、今まで食べた蕎麦の中で一番おいしい!!きっと誰もが体験したら言うはずです。私も今日でそば打ちのとりこになりました。