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8月18日

奥出雲の「いま」をお伝えしますカテゴリー:日記

今回は、姫のそば ゆかり庵の山中さんにお話を伺いました。

—–姫のそば ゆかり庵はどういうお店ですか?
稲田神社の境内内にあり、社務所を蕎麦屋さんとして営業しています。

もともとは先代の岡田さんがオープンされました。岡田さんはこの地域の方で、幼い頃、この稲田神社で地域の子供たちと遊んでいたそうです。稲田神社は、氏子さんがおらず、時代と共に荒れてきたそうで、「思い出の稲田神社をなんとかしたい!蕎麦屋さんを開いたら、人がたくさん訪れるのでは・・・」と思い、稲田神社の宮司さんそして稲田神社のトップである出雲大社の宮司さんに確認をしたところ、出雲大社の宮司さんもお蕎麦がお好きということもあり、ゆかり庵を開くことができたそうです。

稲田神社 拝殿 

実は、「姫のそば ゆかり庵」と名付けてくださったのは、出雲大社の宮司さんなんですよ。稲田神社の祭神の「クシナダヒメ」のそばにある蕎麦屋さん、縁(ゆかり)のあるという意味だそうです。僕の奥さんがたまたま「ゆかり」なんで、よく勘違いされるんですよ。キザな奴だな~って(笑)

——山中さんがゆかり庵を引き継いだ経緯を教えてください。
もともとはサラリーマンで、そばが好きで食べ歩いていました。いずれは、在来種の横田小そばに関わり、老後に蕎麦屋さんが開けたらな~とは思っていました。そんなある日、会社が倒産してしまって・・・それもきっかけで奥出雲に来ていましたね。ゆかり庵では、在来種横田小そばを使っていて、横田小そばに関わる仕事がしたい!という強い思いがあり、ゆかり庵を引き継がせていただくことになりました。

——オススメのメニューを教えてください。

横田小そばのそば御膳 1,490円
こだわりの横田小そばを使った蕎麦です。山菜や野菜はとにかく地元でとれたものを使って提供しています。
実は、ゆかり庵は、自給自足ができる蕎麦屋で「農業部門」と「そば部門」があるんですよ。今では、ゆかり庵をオープンされた先代の岡田さんが農業部門の中心となっていらっしゃいます。

山中さんお手製の「姫のそば ゆかり庵マップ」

6月にはブルーベリー、夏は夏野菜、「姫ゆかり」という仁多米コシヒカリも作っており、ゆかり庵でも販売しています。季節によって置いているものもかわるので、お客様も楽しみに来ていただいているようです。また、収穫体験やそば畑でカフェなどもしているので、気になる方はフェイスブックを見ていただけたらありがたいです。

——奥出雲のお気に入りの場所はどこですか?
やっぱり稲田神社ですかね。結構皆さん、拝殿に神様がいらっしゃると思われているみたいですが、可愛らしいクシナダヒメさんは、後ろの本殿にいらっしゃるので、ぐるっと回ってもらいたいですね。また、紅葉の時期や春の桜も見ごたえがありますね。

稲田神社 本殿

あとは、金言寺の大イチョウはやっぱりオススメですね。

——最後にメッセージをお願いします。
姫のそば ゆかり庵は、縁側の戸を開けて、換気もしっかりしていますし、席数も減らし、席と席を離しています。外でお待ちになる方は携帯電話を鳴らして呼びます。安心してお越しください。

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姫のそば ゆかり庵
島根県仁多郡奥出雲町稲原2128−1稲田神社内
定休日 火曜日・第三水曜日
フェイスブック

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