now loading

Know rice know life

4月16日

奥出雲の「いま」をお伝えしますカテゴリー:日記

今回は、農家民泊をされている、「にしゆのの宿縁(えん)」の高橋さんにお話を伺いました。


—–どういう施設ですか?
2021年にオープンしました。家の離れを改装して、1階が宿泊できるようになっています。トイレやキッチンもあるので、一人暮らしのお部屋のようなお宿とよく言われますね。食材を買ってきて自炊もできますし、家主との共同調理もできます。



—–なぜ、農家民泊をオープンされたんですか?
このあたりの集落を「西湯野(にしゆの)」といい、65歳以上の世帯がほとんどです。
高齢化で人も減ってきているのが現状ですが、私が農家民泊をすることで、他の地域からのお客さんが来て、なんとなく西湯野が元気になるかなぁと思って始めました。オープンしてから、2か月間、週末に利用して下さる方がおられましたよ。他にも大阪からのお客様もおられ、この地域の郷土料理である「しし汁」をお召し上がりいただきましたね。

せっかく来ていただいたので、地元のものを食べていただきたいじゃないですか。また、近くには亀嵩温泉玉峰山荘があるので、温泉にゆっくり浸かっていただいて、この亀嵩地区を満喫してもらいたいという気持ちはありますね。

—–今後の展望を教えて下さい。
農家民泊って、「農家で宿泊」てイメージが強いと思いますが、もっと気軽に考えてもらっても良いと思うんですよ。ここでは、野菜の収穫体験やそば打ち体験、味噌づくり体験など季節に応じて楽しめる体験をしています。私は、昔保育士だったんですが、保育所で働いていた頃に子供たちと一緒にさつまいも堀りやたけのこ堀りなど、畑で土を触わる機会もたくさんありました。現代だと、親子で土を触ること、自然の中で一緒に遊ぶことってなかなかなかったりするんだと思います。例えば、ここで野菜の収穫体験に親子で参加して、土を触って自然と触れ合う体験をしてもらって非日常を体験することが、その親子さんにとって何年後に「あの時こうだったよね~」と親子にとっての共通の思い出になってもらえたら嬉しいですよね。

ご利用いただいた方に寒中見舞いを出したんです。こうやって繋がっていけたら嬉しいですね。また、ここに来てもらって第二の故郷のような存在になれたら~ななんて思っています。

—————————–
にしゆのの宿縁(えん)
島根県仁多郡奥出雲町亀嵩1744

関連記事

過去の記事

奥出雲ふーどじゃーにー