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12月2日

奥出雲の「いま」をお伝えしますカテゴリー:体験する

今回は、奥出雲多根自然博物館の名和さんにお話を伺いました。

—–奥出雲多根自然博物館について教えて下さい。
博物館は、1987年11月3日にオープンをして今年で35年です。日本で唯一の「泊まれる博物館」としてお客様からご好評いただいております。博物館のある佐白の地は、「メガネの三城」の創業者、多根良尾氏の出身地で、昔はたたら製鉄で作られた鉄が流通する街道の宿場町としてにぎわっていたそうです。その歴史を知っていた多根良尾氏は、メガネ事業で成功した折に、過疎化したふるさと佐白への恩返しに旅館を作りたいと考え、また古くからこの土地にあった子供の神社において「自分の特技を生かして、その実現を誓ってほしい」という願いを込めて、志学荒神社や公園を整備していましたが、その志半ばで急逝されました。その遺志は、長男の多根裕司氏が継いでいきます。
多根裕司氏は、パリにメガネ店を造るなど、世界的な視野で考える人で、外国の都市にはどこでも博物館があり、土地の成り立ちの紹介が何億年に及ぶ地質学からは始まる、そこが本質追及の姿勢ではないか・・と興味を持っていました。さらに、地球上の生命の歴史の不思議と一人一人の命がいかに奇跡であるか、を青年たちに知ってほしいと「宇宙の進化と生命の歴史を旅しよう」をテーマに、父・良尾の願いである宿泊、研修室、レストランを備えた、面白い6階建ての博物館をオープンしました。

博物館は、6階建てで1、2階と3階の一部が展示室、3階から5階が客室です。6階のレストランでは、四季折々の景色を眺めながらのお食事がお楽しみいただけます。客室は全部で19室でその内3階の7部屋が恐竜のコンセプトルームで大変人気がございます。当館では、ご宿泊のお客様限定のサービスとして博物館すぐ側の佐白温泉「長者の湯」を入り放題にしており、美肌の湯として泉質も良く大変喜ばれています。それから、なんと言っても夜の博物館が見学できるナイトミュージアムと博物館クイズが大人気です。暗い博物館をライトとクイズ用紙を持って、老若男女問わず夢中になって楽しんでいらっしゃいます。ご夕食は、奥出雲町の特産品のきのこを使った「きのこ鍋」が3種類から選ぶことができ、朝食は仁多米の土鍋炊きご飯がおすすめです。

—–レストランではどんなメニューが人気ですか。
パスタランチが人気です。おすすめはパスタセットで好きなパスタに前菜、スープ、ドリンク、デザートが付いてきます。

土日祝日限定ですが、オープンして2年でたくさんの方にご利用いただいています。最近はパスタランチの後にカフェを始めました。一番人気はパフェです。うちのシェフはパスタも美味しいですが、デザート系も得意なんです。

—–人気のある体験プランを教えて下さい。
そうですね、最近は、恐竜のジオラマづくり体験が人気です。お好きな恐竜のフィギュアを選んでいただき、オリジナルの恐竜の世界を作ることができるので、皆さん夢中になって作っておられます。こちらはうちのスタッフが作った作品です。

最近は新たにスノードーム作り体験も始めました。

これからもいろんなイベントをやっていきたいですね。こちらも不定期開催ですがミニミニたたら作り、宝石みがき、星空観察会などやっているので、ぜひご参加していただきたいです。

—–名和さんのおすすめの場所や好きなことはなんですか?
私はバイクに乗るのが好きなんですが、町内でしたらバイクでおろちループまで走るのが好きですね。出勤前の空き時間なんかに気晴らしで、多根自然博物館のある佐白→三成→絲原記念館の前を通り314号線からおろちループまでよく行きますよ。ほかにも、布勢にあるオリーブさんというピザとスイーツのお店がおすすめですね。テイクアウト専門のお店ですが今後イートインもできるようになれば面白いんじゃないかなと思いますね。奥出雲町も小さくても面白いお店が増えれば、観光客も、地元住民もハッピーになるのではないかなと思いますね。最後におすすめの場所ではありませんが、私は昔から人生を楽しんでいる人が好きで、そんな人と馬鹿話をしながら飲むお酒が大好きです。

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奥出雲多根自然博物館
TEL 0854-54-0003

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